14`10/18(土) -22:35- 先日、MSX2「エメラルドドラゴン(エメドラ)」をクリアしました。 クリアまで長いゲームは数あれど、例えば「幻影都市」やメガCD「3x3EYES」などは、『長い、けれど面白い』と言う印象です。 しかしエメドラに関しては、ただ『長い』と言う印象しか残っていなかったんですよねぇ(^^; かと言って、つまらなかった覚えもないので、MSX環境復帰の際、コピーゲームがあったので遊んでみようと思い立ちました。 あぁ、ちなみに、このコピーゲームは友人からMSXを譲り受けた時にセットで付いてきた物の1つで、自分でコピーした訳じゃありません。 パソコン時代から現在まで、自分はゲームのコピーは1度もしていません。 倫理観の問題もありますが、ソフト、マニュアル、パッケージ(+あれば付属品)と揃って、初めて1本の作品だと思っているからです。 ですので、今回もコピーゲームをそのまま遊んだ訳ではなく、駿河屋でソフトを購入した上で遊びました。 この時、「ラストハルマゲドン(▲)」も一緒に購入したのですが、エメドラの方が本命だったのでラスマゲを先に遊び、その後もいくつか間に挟んでしまい、ようやく今回エメドラの番が来たと言う訳です(^^; ちなみに、エメドラの購入価格は720円でした。 ……ですが、今回エメドラには苦労させられました(-_-) 中盤辺りまでプレイした後、ゲームディスクがエラーを発症したんですよね。 「このディスクは、へんだよ。」って。 こんな事は初めてだったのですが、だからと言ってコピーのゲームディスクに切り替えて済ますのは納得が行かない。 しかも、買った時にその表記はなかったのですが、付属品のMapも付いていなかったので、これも縁と考え再購入する事に。 再購入価格は1680円……倍以上値上がりしてますがな(^Д^; 再購入分が到着するまでの数日はコピーのゲームディスクで進めまして、ようやっと到着した再購入分で遊び始めようとしたら……また「このディスクは、へんだよ。」orz この症状が現れるのは、決まってゲームディスクに戻したタイミングであり、他のディスクで発症した事はありません。 コピーのゲームディスクで発症しなかったのは、たまたま運が良かっただけの模様(^^; もちろん、ラスマゲでも「ジーザス(▲)」でもこんな事はなかった。 どうやら、先のエメドラのゲームディスクが壊れてしまった訳ではなく、MSX2版エメドラのゲームディスク自体の問題だった様です。 このエラーが発症した後は、他のディスクでも異音がして読み込みエラーになるんですが、何度か入れ直したりする事で、ちゃんと読み込み出来る様になります。 最終的に自分がやっていた復旧方法ですが、エラーが発症したらすぐイジェクトし、ドライブの読み込みが終わってから再挿入してリターン。 まだ駄目ならすぐイジェクトし、ドライブの読み込みが終わってから再挿入してリターン。 と言うパターンを繰り返します。 運が良ければ4〜5回で、悪ければ20〜30回くらい繰り返した後、ふいに普通に読み込みます(^Д^; 一応、同じ症状で苦しむ同志がいた時の、参考までに。 て事で、結局先のエメドラのゲームディスクも、ちゃんと読めましたよ。 再購入しなければ気付けなかった訳ですけれど、結果的に普通に遊べるエメドラが2本になっちゃいました(-'_-) 2本合わせて2400円、決して高い訳じゃありませんが、気分悪いっすわ(^∀^; と言う事で、充分愚痴ったところで、内容の方に移りましよう(^^; 基本的には、普通の王道ファンタジーRPGで、一応主人公はドラゴンだけれど、終始人間の姿をしているので見た目には普通(^^; 当時としてはレベルの高いビジュアルシーンが売りで、戦闘も独特なので、王道だけれど個性的ではあります。 ただ、それらがうまく行っているかと言うと、正直微妙(^Д^; まず、ビジュアルシーンは頑張っているんですが、光メディアになった今ムービーが当たり前ですからね。 当時は凄かったのかも知れませんが、この手の副次的なものは時代の流れには勝てませんね。 今では売りになり得ません。 戦闘システムは、主人公を動かし敵に体当たりをさせて攻撃するもので、主人公以外はオート。 さくさく進む反面、味方のAIが馬鹿すぎてイライラする事も(^^; 魔法を使える仲間もオートなので、使って欲しい魔法を中々使ってくれないんですよね。 一応、攻撃目標の指定や、アイテムの使用は出来ますけれど。 レベルアップも主人公とヒロインだけしかせず、能力値もレベルアップより装備品交換での上昇率が大きいので、下手にレベルアップ作業をするよりシナリオを進めた方が早いので、さくさく進むっちゃ進む。 反面、レベルアップしても楽にならないので、弱い味方が雑魚に殺される事も少なくありません。 何より、自分が『長い』と言う印象を持った原因が非道かった。 とにかく、“無意味”にMapが広く、且つ足が遅いorz さくさく進むどころか、延々歩かされて歩かされて歩かされてあr…… その上、“無意味”に広くて複雑な構造のダンジョンは、ただ歩くだけでも苦痛なのに、時にかなりの高確率で敵が出現する事も…… やっとられんわー(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻--┻ 個人的に、途中通らなければならない、とあるダンジョンの抜け道の、判らなさ加減にも憤りを禁じ得ません(怒) 事前に、進行不能になるバグもあると言う情報を見ていたので、この抜け道がそうなんじゃないかって思い込むほど判らん抜け道でした(^Д^; 探索しまくっても判らなかったので、仕方なく攻略情報を参照した結果、本当にそのダンジョンには抜け道があると言う事なので、そう信じ切って探してようやく見付かりましたorz ちなみに、進行不能バグは、MSX2版にはない様です(^^; 当時話題作、人気作だったはずですが、シナリオもそれほど面白くありませんでしたね。 ライバル役があっさりやられちゃうし、仲間も簡単にぽんぽん死ぬし、捕まった王子を助け出した後、先に進む理由がぼんやりしていて説得力ないし(^^; 山の中に城塞都市を作って、隠れ暮らしていたはずの一族の王族が、どうやって船を出して難破して王女がドラゴン小国に流れ着くんだよヽ(`Д´)ノ とかw 基本的に、つまらない事はないんですが、軒並み完成度が低いと言うか(^^; その上で、“無意味”にMapが広くて、精神的に『長い』んです。 そう、実際には3週間くらいでクリアしたので、スパロボの3ヵ月とか半年以上と言う拘束時間と比べれば、決して『長い』訳じゃなかったんですよね。 それでも、『長い』と言う印象しか残らないほど、延々歩かされるのが苦痛だったんですな(^Д^; 1つ目のサブシナリオの回収に失敗していたので、最初からやり直そうとも思ったんですが、もう一度遊ぶのかと思ったら、本気でゲボ吐きそうになりました……身体が全力で拒否しているんでしょうね(爆) と言う事で、決してつまらなくはないんですが、とてもおすすめ出来ません(^^; ゲボ吐きたくないんで、自分は2度と遊びませんw (ブログの方に頂いたコメント(▲))
14`10/11(土) -22:41- 先日、MSX2「SDスナッチャー」をクリアしました。 ……ちなみに、実機ではなくエミュレーターで、入手方法は内緒(爆) 残念ながら、マニュアルもなし。
自分は、発売当時その存在を知りませんでした。 多分、すでにMSXユーザーではなくなっていたんだと思います。 なので、その存在を知ってから、1度は遊んでみたいと思っていた今作。 縁あって、遊ぶ事が出来ました(^∀^) 事前にWikiなどで仕入れた情報によると、パソコン版では入れられなかった最終章(ACT3)を、コンシューマーよりも先に初めて取り入れた作品だそうです。 今作オリジナルの追加シナリオもあり、ある意味で「完全版」とも言える作品であると。 ……ですが、実際に遊んでみた感想は、まったく異なるものでした。 まず、SDである意味や意義がなかったです。 わざわざ惨殺シーンまでSDで表現しているくらいだから、相応のこだわりがあってのSDなのかと思っていたんですが、何故かエンディングになった途端リアル頭身に戻ってやんの(^Д^; 結果的に、『本物の「スナッチャー」ではない』と言う言い訳であり、逃げとしてのSDにしか思えませんでした(-_-) 『本物の「スナッチャー」ではない』最大の原因は、ADVであった「スナッチャー」を無理矢理RPG化した事です。 RPG化、つまり、2Dマップと雑魚敵との戦闘の導入が問題。 ADV時の緻密な背景イラストを、2Dマップでは再現出来ていません。 それにより、世界観、雰囲気が、全く異なるものになっています。 さらに、ダンジョン探索などでゲーム性を表現しなければならないので、シナリオ展開も著しく違います。 そして、雑魚敵を街に徘徊させた事で、まるでスナッチャーたちが機動兵器の武力でもって、街の一部を制圧しているかの様。 スナッチャーたちは本来、人間に成りすましてひっそり隠れ暮らしているんです。 機動兵器で威圧しておいて、大手を振って出歩いたりしないんです。 実際の「スナッチャー」では、テリトリー内に警戒、監視用のインセクターを配しているだけ。 なのに、果ては、黒幕以外のラスボスまでいる始末。 「完全版」云々以前に、物語変わっちゃってますがな(;´∀`) ただ、RPGとしては面白かったですね。 戦闘システムが独特で、類似の戦闘システムを遊んだ覚えがありません。 初見では死ぬ事もある難易度ですが、ネタさえ判ればちゃんと勝てるので、バランスも良かった。 かなり楽しかったのは事実です……が、全然「スナッチャー」とは違いましたね(^Д^; とは言え、オリジナルであるパソコン版を遊んだのは、遥か昔の事。 SS版を遊んだのも、かなり前。 具体的にどこがどう違うと言及するには、記憶が曖昧です。 と言う事で、比較の為、久しぶりに本物の「スナッチャー」も遊んでみる事にしました(^∀^) しかし、今現在PC-88とPCE(CD-ROM2)は所有していないし、MSX2版は駿河屋で24800円w 素直にSS版を遊べば良いんですが、一応SS版とPS版は細部が違うと言う事なので、今回はPS版を購入して遊びました。 ちなみに、1545円でした。 取り敢えず、「まったくの別ものだなぁ」と言うのは正解でした。 隠れ暮らしているスナッチャーを、捜査して見付けて行く探偵、刑事ものと言った風情で、戦闘なんかはおまけです(^^; さらに、決定的に違う部分もありました。 それにより、追加シナリオである新興宗教イベントが、本来ありえないシナリオだったと確認出来たのです。 どう言う事かと言いますと、「スナッチャー」ではスナッチャー発見により生じた魔女狩りに対応して、スナッチャーにまつわる人権保護法と言うものが施行されています。 その保護法により、スナッチャーの容疑が固まるまで、一切の直接的なスキャニング調査が禁じられているのです。 容疑が確定してスキャニング令状が発行された後、ナビゲーターであるメタルギアmk-IIがスキャンします。 そして、スナッチャー処理の為であっても、JUNKERは人間を傷付けてはいけません。 だからこそ、容疑者がスナッチャーか否かをスキャンして確定するまで、手が出せないのです。 しかし、です。 「SDスナッチャー」では、密告を頼りに人間を射殺してしまいます。 (ギリアンの銃撃で死んだのか、スナッチャーが後から殺したのかは判らないけれど。) 「スナッチャー」でも、容疑者を銃撃するシーンはありますが、その時は容疑者から発砲して来ての反撃です。 運良く(?)銃を撃ち落としたし、結果、正当防衛が認められて問題にはなりません。 ですが、「SDスナッチャー」の場合、確かに容疑者から襲われはするものの、相手は丸腰です。 軍で相応の訓練を積みJUNKERとなったギリアンが、咄嗟の事とは言え射殺するのはおかしい。 結果、正当防衛は認められず、一時的にJUNKER権を剥奪されます。 「SDスナッチャー」もコンシューマー版も、監督はパソコン版とは別人です。 ですが、多分、コンシューマー版はパソコン版の時点であった構想に基づき、制作されているはずです。 「SDスナッチャー」も、原作としてパソコン版の構想を利用してはいるのでしょう。 しかし、RPG化するにあたり、あくまでも原作としての利用に止まっている。 マニュアルがないので確認出来ませんが、少なくとも「SDスナッチャー」本編内では、スキャニング令状について触れていません。 そう、残念ながら、根っこの部分で違ってしまっているのです。 と言う事で、おすすめするならパソコン版です。 ACT2まででも物語としては成立しているし、盛り上がりも充分だし。 何より、コンシューマー版は入力装置がキーボードからコントローラーに変更された事で、謎解きが1つオミットされています。 9分割の射撃モードも、本来はテンキー操作用のシステムですしね。 あと、個人的に気になる部分として、コンシューマー版は喋るのが売りですが、喋っている時はTEXTの表示がないんですよね。 顔グラフィックをセリフ位置に表示して会話させるので、TEXTを表示するスペースがない為です。 その為、一部のセリフが聞き取れない(^^; 滑舌云々、録音状態云々じゃなくて、専門用語や独自の固有名詞など、耳で聞いてもピンと来ない文章ってのもありますから。 TEXTも表示した上で、声優さんに声を当ててもらうのが一番なんですけれどねぇ……エロゲーみたいにw じゃあ、PC-88版かMSX2版がおすすめかと言うと、先述した通りMSX2版は駿河屋で24800円だし、PC-88版は42000円w 残念ながら、パソコン版はプレミアすぎ(^^; 一応、PCE(CD-ROM2)版やSS版は1000円以下ですけれど、PCエンジン DUOが駿河屋で26000円とかだから、本体持っていないと高すぎ(-_-) ちなみに、SS本体は5000〜7000円くらい、PS本体は3000〜6000円くらい(全て箱説ありの場合)。 PSの場合、PS2や初期型PS3には、不完全互換もありますねw そこで、SS版かPS版と言う事になるんですが、先述した通りSS版を遊んだのはかなり前……そう、もうお判りですね.。 比較の為に、SS版を引っ張り出して、もう1周遊んでみました(^∀^; 以下、SS版とPS版の比較。 1)タイトル後に見られる、ローポリゴンの雰囲気ブチ壊しムービー(笑)で 顕著だが、PS版の方が画質は上。 PS版の方が淡い感じで、SS版の方がはっきりとした発色と言う事かな? 個人的には、SS版の方が好み。 2)ただし、腐乱死体の画像にモザイクが掛かっていたりして、 PS版はライト層向けらしい仕様になっている。 それに伴い、謎解きの一部や射撃モードの難易度などが多少低く、 PS版が難易度イージー、SS版が難易度ノーマルと言った風情。 3)元にしているのは、多分どちらもPCE(CD-ROM2)版だと思うが、 一部のシーンで演出が違う。 コナミにビデオフォンを掛けた時など、ネタにも少し違いがある。 4)ローディングは、明らかにSS版の方が早い。 5)BGMは、PS版はアレンジが強く、主旋律がぼやけている感じがする。 SS版の方は、主旋律がはっきりしているので、多分原曲に近い。 と言った感じ。 個人的には、SS版の方が好みですね。 入手難度の低さはダントツでPS版なんですが、今回はSS版をおすすめと言う事で(^∀^; 個性的なRPGとしてはかなり面白かった「SDスナッチャー」ですが、あくまでも「スナッチャー」のおまけ、もしくはファンディスクと言った立ち位置だと思います。 もし、「SDスナッチャー」しか遊んでいないとしたら、残念ながら「スナッチャー」を遊んだとは言えないですね。 そんな御仁には、是非にと「スナッチャー」をおすすめしますよヽ(`Д´)ノ (ブログの方に頂いたコメント(▲))
14`10/10(金) -22:10- 今日は、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」の感想です。 ……TV版じゃないよ、OVA版だよ(^∀^; さて、経緯を軽く説明しておきますと、元々旧OVA(3部後半・全6話)は発売当時LDで買って観ました。 しかし、新OVA(3部前半・全7話)は発売当時存在に気付かず、新旧OVAがセットでDVD-BOX化した時に存在に気付き、そのDVD-BOXを購入。 しかし、買うだけ買って観ないと言うよくあるパターンで放置(^^; そして今回、TV版が2クール+2クールの分割4クールで製作され、その前半2クールの放送が終了。 丁度半分が終わったのをきっかけに、まだ観ていない新OVAを観てみよう、と思った訳です。 TV版と見比べる意味もあって。 ……まぁ、傑作である事を知っているので、我慢出来ずに旧OVAまで観ちゃったけれど(^^; んで、一応、簡単な内容説明。 主人公、空条承太郎は、ある日突然悪霊に取り憑かれる。 しかし、その悪霊は、スタンドと呼ばれる力を持った生命エネルギーのビジョンであり、世に言う超能力の様なものだった。 そして、その力、スタンドが発現した原因は、承太郎のルーツであるジョースター家にまつわる、100年前からの因縁であったのだ。 今、空条(じょう)承(じょう)太郎=ジョジョの奇妙な冒険が始まる!ドギャ〜ン(擬音w) と、まぁ、説明したものの、知らない人にはどう説明しても理解してもらえないのがジョジョだと思うので、知っている体で書きます(^^; さて、まずは傑作である旧OVAの話から。 1、2話がイギーとンドゥール、3話目がダービー(兄)、4〜6話で対DIOと言う構成。 そもそも6話しかないからエピソードを厳選しなくちゃ成立しないところ、ンドゥールとダービー(兄)と言う心理戦エピソードと対DIOと言う形は、お見事だったと思います。 ちなみに、ダービー(兄)は荒木先生のご要望。 エピソードは少ないものの、ほとんど原作通り……かと思っていたんですが、コミックスを引っ張り出しぱら読みしてチェックしたところ、結構改変されていました(^^; 改変されたところは色々あるんですが、一番大きな改変は、DIOの館突入〜ヴァニラ・アイス戦辺り。 イギー対ペット・ショップがないので、館の場所はダービー(兄)から聞き出し、館内ではダービー(弟)もなしですぐDIOの寝所へ。 ヌケサクの代わりにアブドゥルがザ・ワールドの洗礼を受け、棺の中のアブドゥルが亜空間に呑み込まれて戦闘開始と言う流れ。 その後の対DIOは大きな改変もないのですが、ヴァニラ・アイス戦にはしわ寄せが行っていますね。 その為、棒立ちのヴァニラにポルナレフが止めを刺すと言う、ジョジョらしくない淡白な攻防で終了。 この第4話が谷ですが、その代わり他の話は文句なしの出来。 第4話も、そこまで悪くはないしね。 あ、それから、ロードローラーがタンクローリーに改変されていました(^∀^; 爆発炎上の方がアニメ的に派手になるからでしょうが、ちょっと残念(笑) では、どこがどう良かったか。 特に後半、DIOとの町中追いかけっこなど、アニメならではの動きやカメラワークが素晴らしいのです。 エピソード自体が面白いのは前提として、絵が動き、喋り、音が鳴ると言う、アニメだからこその部分が優れているのです。 それに、物語のクライマックスでもあり、必然盛り上がりますしね。 それから、キャストも良いですね。 大塚周夫さんのジョセフ、小林清志さんのアブドゥル、鈴置洋孝さんの花京院、森功至さんのポルナレフに、田中信夫さんのDIOは個性が強すぎて、だがそれがいい(^∀^; すでにTV版に馴染んでいながらも、観て直に違和感なくなりました。 そしてそして、特級なのが小杉十郎太さまの承太郎でしょうヽ(`Д´)ノ TV版の小野大輔も悪くありませんが、小杉承太郎は次元が違う別物です。 いやさ、本物です。 これが、本当の承太郎の声です! ここだけは、全力で全ての第3部メディアミックス作品の中でダントツですっ! それから一応、ルーカスアーツが手掛けた音楽も最高ですよ(^∀^; って事で、旧OVAは間違いなく傑作なんですが、新OVAは色々問題があり、ちょっと残念な出来なんですよね。 まず、前提条件として、たった7話で旧OVAに繋がる様に前半エピソードを作らなければならない、と言うコンセプトが間違い。 必然、窮屈で無理矢理な改変が必須となります。 そして、監督が違う人なのに、旧OVAの雰囲気にも合わせなければならない。 ジョジョ全般で見れば、かなりユーモラスなシーンも多いのですが、旧OVA、特に対DIO辺りはシリアスで、あまりユーモアに富んだ雰囲気ではありません。 そこに合わせた雰囲気で序盤を作るのが、そもそもの間違い。 その所為か、明るく可愛らしい45才女子(笑)であるホリィが、地味なだけのおばさんになっていたり、ジョセフのお茶目さも表現されていないなど、雰囲気堅め。 そのくせ、ポルナレフのお軽さは取り入れていたりと、統一感もなし。 理由は判りませんが、旧OVAの北久保監督にお願い出来なかったのは、問題点の1つですね。 んで、改変は止む無しってところですが、その改変具合には疑問が残ります。 先のホリィの件も、別に原作準拠で良かったはずです。 特に、第1話・悪霊、第2話・法皇の緑に関しては、話の長さ的に改変は最小限度で済んだはず。 なのに、ホリィはジョセフを空港まで迎えに行かず、花京院とは学校まで行かずに戦い始め、女医も女生徒に変更、抜き取った肉の芽もジョセフの波紋疾走ではなく、アブドゥルの魔術師の赤で消滅させる…… 意味のない改変ばかりです。 それから、何故かエンヤ婆が若い女になっているのも、大した意味はない(アニメオリジナルの要素を入れたい、クリエイターの我の強さに過ぎない)。 この辺は、明らかに悪い改変です。 ……まぁ、良い改変などなかったんですけれども(爆) 仕方のない改変としては、灰の塔なしで『何故か』飛行機が墜落して、そこに力の船が現れ、その船にポルナレフが乗っていて、対ポルナレフは原作準拠。 当然、家出少女のアンは登場せず、対力の展開自体は概ね原作準拠なのに、止めは改心したポルナレフが刺す。 ちなみに、ポルナレフは最初から“にくめない奴”w その後、すぐ皇帝と吊られた男になり、仲間になったばかりのポルナレフが離反(^^; アブドゥルが死んで(笑)、J・ガイルが死んで、すぐエンヤ婆の復讐となる。 そして、旧OVA第1話に繋げなければならないので、エンヤ婆との戦闘中にアブドゥル復活<早っ(^Д^; 正直、大忙しでカットも多すぎるんですが、前提条件が悪すぎるので、上記の改変なんかは致し方なしと容認…… ま、容認しただけで、全然良くはありませんがね(-_-) って事で、良かったのはキャストと音楽のみって感じです(^^; 新OVAに関しては、作らなければ良かったのに、と言うのが結論でしょうw てな訳で、旧OVAだけなら満点付けても良いほどの傑作なんですが、新OVAは駄作とは言わないまでも、残念な作品ではあります。 一応、ひと繋がりのOVA作品として制作されていますから、新旧合わせて評価すると、減点も止む無し(^^; それでも、本物の承太郎が観られる訳だし、決して悪い作品ではありません。 充分、おすすめ可能ですヽ(`Д´)ノ ……ただ、全エピソードがアニメ化されるTV版の方が、作品としては面白いし、完成度も高いけれどね(^Д^;
14`10/08(水) -22:32- 先日、Win.「ロイヤルブラッドII」をクリアしました。
と言う訳で、今回は今現在「ロイヤルブラッド」I、IIしか出ていない、イマジネーションゲームです(^^; (調べたら、「ケルトの聖戦」と言うのも出ていた……駿河屋にもAmazonにもヤフオクにも在庫はなかったけれど(^Д^;) まぁ、信長や三国志の舞台だけファンタジーにしたもので、いたって普通の国取り式SLGです。 だからこそ、普通に面白いとも言えます。 実際、今作のシステムは、ほとんど「信長の野望・将星録」や「信長の野望・烈風伝」と同じ感じです。 だからこそ普通に面白い、大事な事なので2度言いました(爆) ただ、ファンタジーなだけあって、魔法やモンスター、武器や防具の装備など、明確な違いもあります。 光の勢力で始めた場合、大陸統一ではなく邪神を倒す事が目的になるし。 だからこそ独特な面白味があるかと言うとそうでもなく、本当に普通の国取り式SLGですわ(^∀^; 褒めていない様に聞こえるかも知れませんが褒めているんですが(何だそれ(^^;)、問題もありました。 一応、買ったのはコーエー定番シリーズのものでオリジナルよりも発売年は新しいのですが、それでも対応OSがWindows 95〜Windows 2000表記の時代のものでして。 (ちなみに、大分前、何かを買うついでに新品で買ったものです。) ゲームシステム的にフルスクリーンモードがないので、画面解像度が上がった今のPCでプレイすると、ムービーやイベントシーン、そして文字が小さくて小さくて(^^; フルスクリーンモードがあれば無問題なんでしょうが、この辺りはプレイハードが固定のコンシューマーの方が、同じ環境でプレイ出来て良いですね。 一応、ディスプレイの解像度を下げたり、拡大鏡を使えば大きく表示する事も可能なんですが、それをするとデスクトップのアイコンが狭くなった分寄っちゃうんですよね(^^; 幸い、ムービーはオープニングとエンディングだけでゲーム中にはないけれど、エンディングムービーが小さいのはちょっと寂しい(^Д^; それから、正式にWindows7対応ではないからでしょうが、何故かBGMのオートリピートが機能せず、1周演奏したら無音状態にw ついでに、HDDにインストールしても、プレイ時にゲームディスクが必要なタイプなので、プレイ期間中ずっとゲームディスク入れっぱなしでした。 まぁ、大した実害はありませんけれど(^^; と言う事で、古いなりの問題はありましたが、良い意味で普通に面白かったです(^∀^; 信長なんか、途中からリアルタイムになっちゃったからやる気ないし、三国志も一部は君主じゃなくて武将個人をプレイするタイプになっちゃって、悪くはなかったけれどそう言うのは「太閤立志伝」でやれよ、とは思うし。 やっぱり、歴史SLGや国取り式SLGは、昔ながらのオーソドックスなものが良い。 そう言う意味で、本作は安定した面白さですよ。 ちゃんとWindows7で遊べる事も確認済みですし、普通におすすめヽ(^∀^)ノ (ブログの方に頂いたコメント(▲))
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